iBeaconは低電力のbluetooth規格の無指向電波を利用した簡易情報伝達手段です。本アプリは電波強度のみに着目してその強度の変化に応じて任意の通知メッセージを音声出力することができます。また音声メッセージは繰り返し流れます。
使い方は次の通りです。
(ア)iBeacon送信機の設定
本アプリの送信機能を使うか、市販のiBeacon送信機を使って送信開始します。iBeaconはUUID、Major、Minor、RegionIDで一意に識別されているのでそれを設定します。
(1)送信iBeaconパラメータ
本アプリの送信機能では初期設定で次の様になっています。
UUID:9839CDD5-1694-41AE-92C8-85C9CDB948E1、Major:0 Minor:0 RegionID:net.sytes.mroidc
それぞれの値は任意に変更可能です。
(2)送信開始
送信開始ボタンをタップすると、送信を開始し送信パラメータが表示されます。一旦送信を開始すると元の画面には戻れません。
本アプリの送信機能はバックグラウンドになると送信を停止しますので注意が必要です。
(イ)受信機能の設定
(1)検索対象iBeacon
検索対象のiBeaconの識別パラメータを設定します。初期設定では以下の様になっています。
UUID:9839CDD5-1694-41AE-92C8-85C9CDB948E1、Major:0 Minor:0 RegionID:net.sytes.mroidc
それぞれの値は任意に変更可能です。
(2)警告トリガー
本アプリは電波強度の変化に応じて警告トリガーを発します。その変化の仕方を以下から指定できます。
電波強度 (強、中、)弱 ー> 未検出
電波強度 (強、)中 ー> 弱(、未検出)
電波強度 強 ー> 中(、弱、未検出)
電波強度 (強、中、)弱 <ー 未検出
電波強度 (強、)中 <ー 弱(、未検出)
電波強度 強 <ー 中(、弱、未検出)
領 域 内 ー> 外
領 域 内 <ー 外
(3)警告メッセージ
警告トリガーを発した直後に発生する警告メッセージを任意に作成できます。作成方法は以下の2通りです。
1)メッセージをテキストで入力し、その内容を音声変換する。(テキストツースピーチ機能)
2)メッセージを端末のマイクから直接入力する。
作成した音声メッセージは任意に再生して確かめられます。
(4)受信開始
受信開始ボタンをタップすると、検索対象のiBeaconの検索、受信を開始します。指定されたiBeaconを検出すると電波強度とそのパラメータを表示します。
受信開始後はホームボタンを押下し本アプリをバックグラウンドに移行しておいてください。受信機能は画面ロックしていても、他のアプリを起動していても機能します。
(5)警告トリガーが発生した場合の動作
受信開始後(2)項で指定した警告トリガーが発生した場合、(3)項で作成しておいた警告メッセージが通知音声として出力されます。このメッセージは以後1分毎に繰り返し音声出力されます。テキストツースピーチ機能を使って警告メッセージを作成した場合は、そのテキストが通知メッセージとして同時に表示されます。
**** このメッセージを停止するためには、アプリをフォアグラウンドにして受信画面の中の「リセット」ボタンをタップするか、このアプリ自体を完全に消去するかを行います。 ****
*********
・端末の音声スイッチをオフにすると音声メッセージは出力されません。
・端末の音声スイッチがオンであれば音声メッセージは通常の通知音と同じ大きさで再生されます。
・このアプリ使用時は「通知設定」をすべてONにし、通知スタイルを「持続的」または「通知」に設定してください。設定方法は以下の通りです。
「設定」>「通知」>「このアプリ」を選択>通知スタイルを「持続的」または「通知」に設定する。
・消音モードでは警告メッセージのみポップアップし音声は流れません。音量最小でも音声は正常に流れます